伝産工房 仏具修理日誌 

伝統産業「高岡銅器・仏具」の現場より、仏具の修理を中心に日々のさまざまな出来事を発信します。

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高田派具足の修理・(セラミック加工)

高田派花立ての修理・加工のようすです。

高田派とは、真宗高田派の事でお東の具足と似ているようでまったく違う意匠です。
お東の本山彫の火立てが「鶴亀」なのに対して、こちらは「鳳凰に霊亀」、
そして蓮の代わりに桐をくわえています。
飾り香炉は麒麟(きりん)です。

P9140014_20130624181349.jpg
(写真の花立ては本来の具足に付随のものではありません。)


PA110022.jpg
そして、五具足に付属の花瓶(花立て)はこの龍巻花瓶。
香炉の麒麟に火立ての鳳凰・霊亀、花瓶の龍、
これらの四獣をあわせて「麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)」ともいわれ
古来中国では太平の世になると現われるといわれていた霊獣です。


修理に際して、花立て本体は良いとして、くせ者なのがこの龍巻部分。


Before
PA040015.jpg
修理前の状態です。
細かい部分の研磨が大変でなかなか汚れが取れません。
職人泣かせの部品といえます。
口の周りも頑固に酸化被膜に覆われています。
通常のお手入れでは取れないレベルです。


After
PA110031.jpg

完成!
ここまで彫りが細かいと、汚れが黒ずんで残ることもあるのですが、
キレイに仕上がりました。
写真を撮ると背景まで写り込んでしまうくらいです。

金メッキ仕上げの場合
図1

このような仕上がりとなります。



高田派の輪灯(桐輪灯)に関してはこちらから




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