伝産工房 仏具修理日誌 

伝統産業「高岡銅器・仏具」の現場より、仏具の修理を中心に日々のさまざまな出来事を発信します。

<< 2013-02- | ARCHIVE-SELECT | 2013-04- >>

| PAGE-SELECT | next >>

>>

色落ち花立ての修理作業(その4)


「色落ち花立ての修理作業③」からのつづき

着色直し完成!
<花鳥模様花立て 漆着色仕上げ(鍋長色)>

刈安草で下色を付けてから漆で仕上げる
古くからの着色技法により仕上げてあります。

現在ではもっぱら化学薬品での下色着色ですが、
この場合自然な色目に仕上がるのが特徴です。

また、塗装は経年により剥げてくると見るに堪えない状態になりますが、
このような着色による仕上げだと、経年で色褪せても褪色の仕方も嫌味がありません。

我々現代人はどうしても合理的なやり方ばかり追い求めがちですが、
古くから伝わる先人の知恵というのは長い目で見ると必ず理にかなっています。
その凄さに気づき・感心しながら、日々大切な仏壇仏具を後世に残していくお手伝いをしています。


よくあるご相談ではありますが、今回の依頼品のように
くれぐれも着色仕上げの仏具は研磨剤で磨かないように
お気を付け下さいませ。
関連記事
Clip to Evernote

| ただいま作業中! | 09:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>>

色落ち花立ての修理作業(その3)


「色落ち花立ての修理作業②」からのつづき

中の不要物を取り除いた後、着色を全て剥離した状態です。
内部・表面ともに汚れが落ち、まっさらな状態になりました。

これから着色工程に入ります。
関連記事
Clip to Evernote

| ただいま作業中! | 09:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>>

色落ち花立ての修理作業(その2)

C115D128-C839-48C3-BF7F-674D29AF14E9.jpg
水漏れ防止のために中に入っているコールタールを
温めながらきれいに取り除いていきます。
これが残っていると、後の工程でやっかいな事になりますので
丁寧に行ないます。
また、温めすぎるとドロドロに溶けて取りにくくなるため、
程よい状態を見極める必要があります。



関連記事
Clip to Evernote

| ただいま作業中! | 16:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑