伝産工房 仏具修理日誌 

伝統産業「高岡銅器・仏具」の現場より、仏具の修理を中心に日々のさまざまな出来事を発信します。

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花立て底板の修理

伝産工房修理日誌を書いている松本です。

花瓶(花立て)底板修理のようすです。


修理前
花立て(底に穴あり)_before
わずかな隙間から水モレする場合がほとんどですが、
底板自体も劣化しこのように穴が開くほどボロボロになることもあります。
この場合はきれいに取り外して新しいものに取り換えます。



修理後
花立て(底に穴あり)_after

底板修理完了。これで水モレの心配はなくなりました。
ここから再着色すれば元どおりの姿に修理可能です。




伝産工房修理日誌をご覧頂きありがとうございます。


30年、1万件超の修理実績

金物仏具の事なら何でもお任せください


・金物仏具コーティング(セラミック加工・フッ素加工)
     メッキ、着色、塗装
     破損、水漏れ修理

・仏壇錺金具、寺院用仏具、建築金物、神輿金物の
 製作・加工・修理も各種承ります。


伝産工房ホームページよりお気軽にお問い合わせください。
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銅像の修理

伝産工房修理日誌を書いている松本です。


今回は銅像(親鸞聖人像)の修理作業です。




全国各地いたる所にある銅像。
そのほとんどが銅器の産地高岡で造られています。

残念なことに、最初はきれいだった立派な銅像も
雨ざらしの環境下でどんどん傷んできます。




修理前
P2250023_明(400pix)


P2250029_明(400pix)
鋳物の接合部分を中心に、経年変化でこのように傷んできます。


P2250032_明(400pix)
背面部もご覧のとおりです。


P2250042_明(400pix)
作業開始。
まずは汚れを丁寧に取り除いていきます。

P2250053_明(400pix)
次に下色をつけます。ムラにならないよう手早くおこないます。


P2250070_明(400pix)
うるしで色を重ねていきます。

P2250074_明(400pix)
色を定着させるために焼き付け作業中。

P2250089_明(400pix)
色あせた銘板にも着色を施します。
わずかな部分ですが、これでずいぶん印象が変わります。

P2250093_明(400pix)
完成!

修理前の写真と見比べてください。
親鸞聖人が立派な姿によみがえりました。

年数が経てばより自然な色目に落ち着いていきます。


銅像はメンテナンスが難しいと思われるようですが、
年一回の水洗いとワックスがけのみで美しさを保てます。

多くの人の目につくだけに、全国各地の銅像が
より美しい状態で安置されることを願います。





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仏具修理過程のご紹介

仏具の修理過程についてご紹介します。


お預かりする仏具修理品の表面にはさまざまな汚れが付着しています。
自然に付着するほこり、線香の油煙、手で触ることによる油分の付着、緑青(青サビ)の発生、
それらが酸化被膜として定着します。


rin_rokusou_400pix.jpg
緑青が発生したおりん内部





このように金属が空気や湿気に触れ、酸化するのは
地中で長年鉱物として眠っていた本来の姿に戻ろうとする自然な現象といえます。

そのように変化した仏具も元通りのきれいな状態に再生することは可能です。




オリン磨きup_after400

修理後



そのためには汚れを除去する表面処理が肝心です。


当社では以下のような方法で表面処理をしています。



1.【洗浄】  各種洗浄剤を用いて汚れを除去します。仏具の材質、汚れの程度などに応じて最適な方法を取っています。



2.【酸洗い】 化学反応により汚れを溶解、除去します。



3.【研磨】 バフ研磨を中心としてショットブラスト、拭きとり研磨(手磨き)などその都度最適な方法を用います。



こうして表面をまっさらな状態に戻してから、ご要望の着色、塗装、メッキ仕上げをいたします。

ここまでの工程が、仕上がりの美しさや納品後のトラブル有無を左右します。
その過程の判断には相応の知識、経験が必要となります。




また、経年の使用による傷み、破損もまぬがれません。
これらは表面処理の過程において修理いたします。

修理前
b_400.jpg




修理後
kodama_kutibasi_afterkai.jpg


仏壇仏具金物に関しては難しい仕事も数々お受けしてきました。

金物仏具でお困りごとがあればぜひご相談ください。








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