伝産工房 仏具修理日誌 

伝統産業「高岡銅器・仏具」の現場より、仏具の修理を中心に日々のさまざまな出来事を発信します。

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仏具<火舎・華瓶>の修理ご依頼

お預かり仏具修理の実例紹介です。

修理前
IMG_1525.jpg
元々、磨き仕上げでしたが、変色して光沢が失われていました。
華瓶の口周りの部分も水を入れるため、酸化が激しく黒く変色していました。
これは表面の被膜がかなり固く、ご家庭の研磨剤などで磨いても取れないような頑固な汚れです。
また、華瓶は水を入れて使用するため、底板の劣化が激しく水漏れしやすい仏具です。
事前にしっかり水漏れ検査をし、必要があれば修理・交換します。

修理後
IMG_1849.jpg
<磨き・フッ素コーティング加工仕上げ>
修理・研磨作業の後、変色しないようにコーティングしました。
新品さながらに光沢が甦りました。



仏具に関するトラブル・お困り事なら何でもご相談ください。

水漏れ直し、破損(折れ・割れ修理)、紛失部品の補充、
汚れ(再着色・再研磨・再メッキ・変色防止コーティング)など

1万件超の実績・経験に基づき、あなた様のお困り事に誠意をもってお応え致します。

会社概要・修理内容詳細・ご依頼方法など詳しくは以下のホームページにてご確認ください。

仏具修理ドットコム
http://butsugu-syuri.com/
仏具修理 ドットコム|金属仏具修理やお手入れまで
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| 火舎華瓶 | 14:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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華鋲の修理・加工

伝産工房修理日誌を書いている松本です。


華鋲の修理・加工のようすです。



華鋲は「ケビョウ」と呼びます。華甁とも表記されます。
仏具用語では華鋲表記が多く、宗教用語としては華甁表記を使う形が多いように思われます。

余宗(浄土真宗以外)では茶湯器を用いますが、浄土真宗ではこの華鋲を用います。


修理前
P4020065_明(400pix)

着色時には漆の食いつきを良くするために下色で表面を荒らして着色するなど、
長年の知恵による工夫がこらされていますが、
同じ状態を永遠に保つ着色・塗装はありません。

どうしても時間の経過と共にこのように色あせてきます。

また、底板の劣化により水漏れする事も多いので
必要があれば修理します。


修理後
P4060007_明(400pix)

漆着色(鍋長色)仕上げです。
本来はこのような色目をしていました。

浄土真宗本願寺派(お西)の華鋲は漆着色が定番です。
華鋲一対に火舎香炉と燭台の四具足で本来かざります。
西用火舎華鋲四具足

真宗大谷派(お東)では着色はされず磨き仕上げとなります。
こちらは華鋲一対に火舎香炉の組み合わせです。

火舎華鋲三具足



華鋲は元々古来インドで香水を入れていた宝甁がルーツとされています。

現在さまざまな種類・大きさのお仏壇があり、大型のお仏壇を除いては
スペースの関係上からこの華鋲を省くことが多いようです。

ただし、浄土真宗のお仏壇の場合、仏さまに一番近い上段の中心にお供えする大切な供養具です。
浄水に樒(しきみ)を入れてお供えします。




伝産工房修理日誌をご覧頂きありがとうございます。


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| 火舎華瓶 | 09:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑