伝産工房 仏具修理日誌 

伝統産業「高岡銅器・仏具」の現場より、仏具の修理を中心に日々のさまざまな出来事を発信します。

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謎のハート模様の由来…!?




図3

輪灯の笠によくあるこの穴、なぜハート型?と思われた方もおられるかもしれません。
寺社建築や仏具に詳しい方ならこれが猪目(いのめ)模様である事をご存じでしょう。
寺院の屋根軒先飾りである懸魚(げぎょ)や六葉金具、りん台などにもみられますね。
仏教にゆかりの深い模様です。


しかし、猪目模様というからイノシシの目をかたどったものが意匠のルーツか?
というとそうではないようです。





図2
この葉っぱ、菩提樹の葉なのですが、このシルエットこそ
いわゆる猪目模様のルーツのようです。

お釈迦様にゆかりの深いこの菩提樹の葉のシルエットというならば
この模様の意味合いにも納得なのではないでしょうか?


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輪灯の笠


このような状態の輪灯の笠をよく見かけますが…

ちょっと違和感を感じませんか?


正しくはこう


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おわかりでしょうか??

笠の上部の部品が逆向きです。
これは反り花(かえりばな)といって、反り返っているのが正しい飾り方となります。

上からみればピタッとくっついているのが正しいと錯覚しますが、
輪灯は正座して仏壇を下から斜め上に見上げた際に美しく見えるよう意匠が考えてあります。

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猪目模様についてはこちら

鶴亀燭台(火立て)の意匠についてはこちら


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